いよいよプールの季節が近づいてきましたね。
実は我が家の長男5歳の冬、プールの季節でもないのに水いぼができました。まだプールまで半年近くあるし、まぁいいかと放っておいたらどんどん増えてしまいました!自然に治るまで1年とも2年とも言われている水いぼ。プールが大好きな長男なので、夏までになんとか治したいと親子で奮闘しました。
病院での治療から民間療法まで、効果のあった方法と治るまでの記録です。
水いぼとはどんなもの?
水いぼは直径2mm~5mmの中心部が少し水っぽく光沢のある発疹です。盛り上がったやや赤みのあるイボの中にウイルスがいます。
水いぼの正式名称は「伝染性軟属腫ウイルス」。プールでの皮膚と皮膚の接触や、床やビート板などから感染することが多いそうです。感染するのは皮膚が弱く免疫のない子ども。大人は子どもの時に既に感染していて免疫があるため、ほとんどの人はかからないそうです。
また、一度できると、掻いたり擦ったりすることでウイルスが拡散し、潜伏期を経てまた新たな水いぼが次々とできていきます。
長男に水いぼ発見!水いぼの怖さを知らない私は放っておいた
始めに長男の水いぼらしきものに気づいたのは今年の1月末。右の脇の下のポツポツポツっと3つほどありました。
この時私は、ネットで調べて
と思いつつ、
となぜか、たいしたことないと思ってしまい、何の対策もとっていませんでした。(今思うとこの時早く対処しておくべきだった!)
軽度のアトピーの長男は2ヶ月に一度皮膚科で保湿剤とステロイド入りのクリームを処方してもらっているのでちょうど皮膚科に行くタイミングもあったのですが、先生に水いぼのことを聞くのを忘れてしまい…しばらく放っておいたんです。
恐怖!水いぼが全身へ広がる!
そうこうしているうちに段々と、脇だけだった水いぼが腕の方へ、腕のあたる脇腹さらにはお股のあたりにも広がってしまいました。数は全部で20〜30個ほど。
長男もそうなのですが、特に乾燥肌やアトピーの子は肌が荒れやすく、また湿疹を掻く際に水いぼも掻き壊してしまいどんどん広がる、という悪循環に陥りやすいそうです。
皮膚科へ。水いぼ除去処置一回目
これは早く何とかしなければ!とかかりつけの皮膚科で相談したのは4月の初旬。プール開始まであと2ヶ月ちょっとの時期でした。
先生に診てもらうと、やはり「水いぼ」との診断で、
そうなんです。長男の通う幼稚園は水いぼがある子はプールに入れません。
ならば取るしかない!と思いましたが、長男は病院嫌い、痛いの大嫌い。本当にできるのか心配でした。
むむむ。はたして長男は大丈夫なのか!?
そして、長男には
と言いうと
「魔法」という言葉が効いたのか珍しく本人もやる気あり!本人のやる気が覚めないうちにと、その日のうちに取ってもらうことにしました。
まずは…
ペンレステープ(麻酔テープ)を水いぼに貼る
水いぼ除去の処置1時間前〜2時間前にペンレステープを水いぼに貼っておきます。この日は病院で看護師さんに貼り方のレクチャーを受けながら貼りました。
ペンレステープの使い方
3cm×5cmほどの透明のテープで、一度の処置で使えるのは1枚のみ。麻酔なので1回の使用量(処方される量)が1枚に限られているそうです。
そのテープを1センチ角〜1.5cm角くらいずつにカットして、水いぼひとつひとつに貼っていきます。水いぼがまとまっている箇所は大きくカットしたものを複数の水いぼを覆うように貼っても大丈夫です。一度の処置で取れる水いぼは10個〜15個ほどという感じになります。
除去時に水いぼの周囲の皮膚も一緒に取るので、テープのサイズが水いぼの周り5mm位はないと痛みが出やすくなります。小さい水いぼなら1cm角ほどでも大丈夫そうですが、大きい水いぼは大きめにカットした方がいいです。
ピンセットで水いぼを取る。
1〜2時間後、テープの麻酔が効いてきたころ処置室へ。処置台に横になり、今回は脇の下〜腕にかけて広がっている水いぼを取ります。
先生が脇の下に貼ったテープを剥がして、先が丸くなった特殊なピンセットで「プチッ!プチッ!」とリズムよく水いぼを取っていきます。一日に何個取っているのでしょう?神業です。取った箇所は血がにじんでいます。
この日取った水いぼは12個ほど。
塗り薬を塗って絆創膏やガーゼ(場所や処置範囲による)をあてて終わりです。
気になる長男の反応は?
自分では処置自体がよく見えなかったようで
と満足げでした。麻酔が効いていて本当に痛くなかったようです。注射で毎回大暴れの長男なのに、がんばった!がんばった!!よかった〜!!!
ちなみにそこの皮膚科ではペンレステープを使った水いぼの処置は1週間に一度のペースでしかしてもらえないので、残りはまた次週です。
この時の私は知りませんでした、この目論見が全然甘いということを…
皮膚科へ。水いぼ除去処置二回目
1回目の処置から9日後。前回取った箇所はカサブタになり、その後キレイになってきていましたが、お股やお尻のあたりで潜伏期にあった新たな水いぼが増殖し、結局また全部で30個ほどに戻ってしまいました。
このままではいたちごっこで取っても取って追いつかない!と焦りが出てきました。
お家で、できるだけ多く取れるように最小サイズにカットしたペンレステープを15箇所の水いぼに貼りました。
本人はというと前回魔法のテープで痛くなかった経験からか、病院へ行くのが面倒くさそうなものの比較的協力的で余裕がありました。
次男発熱のため、この日長男の皮膚科に連れて行くのはパパ。
…そして帰宅した二人。
痛くないはずなのですが、処置を見てしまったことで長男に恐怖心が生まれてしまったようです。あと1回いけばほとんど取りきれそうなんだけど。
皮膚科へ。水いぼ除去処置三回目
4月下旬。水いぼ除去3回目の日。
の1点ばりの長男でしたが、
とボーリングゲームにハマっていた長男を初めてのリアルボーリングに連れて行くことを条件になんとか説得。ペンレステープを貼り、夫と一緒に皮膚科へ連れていきました。
が、案の定、病院へ着く頃には不機嫌でグズグズの長男。
と大騒ぎです。
順番がきて処置室に入るとますます大暴れ。ギャーギャー騒ぐ長男を看護師さんと大人三人で押さえつけて先生に処置してもらいます。
この日はお股に広がった水いぼを中心に取ってもらいました。
処置中も泣きわめいて先生を蹴ってしまっていました(先生ごめんなさい!)本当はそんなに痛くないはずなんですけどね…恐怖心がものすごいようでした。
この時点で大きい水いぼはだいたい取ることができましたが、小さい水いぼが10個ほどまだありました。泣きわめく長男を見て、これ以上ここで取ってもらうのは無理だ…他の方法を考えようと思いました。
その2に続きます。